敬老の日

ikeda49

2008年09月15日 22:56

ここの市営住宅に住み始めて24年になる、札幌市の東部厚別川の側に11棟300戸の団地を造っている。市営住宅はこの不景気で人気がありほぼ満室になっている。
この町内会でも昨日敬老会が催された。若かった面々も月日の経過を刻んでいる。そして小生は手伝いを頼まれた。妻がディに行き日中は時間があったのだ。




ゴミの置き方が良くない・不審者がいる・不審火があった・はたまた孤独死の疑いが出て警察のやっかいになった等、ここでも例に漏れず世の乱れを写している。
他人事ではないんだ高齢化社会はここも同じ、昨日話をしてみて「何時も車椅子を押してるね、奥さんの介護をしてるの」なんて言われちゃった。見られているんだね。いつかは「親戚より近くの他人」と言うんじゃない。彼らの助けが必要になる予感がするんだ。
そして、この団地は「緑寿会」と言うんだが勧誘された。60歳以上は入会資格が有るんだって。




会から帰って自宅に居ると妹から電話が来た「父が自宅に帰りたい、敬老の日を自宅で過ごしたいん」だって。
オイオイこちらの都合もなしにかよ。8月は毎週1泊2日の外泊を重ね父も母も自信が付いたのか、でも急に言われてもどうにもならん。
今日、朝連れてきた、希望を聞いて今回は2泊3日の外泊をすることにした。
不思議なんだよな。心臓に持病のある母がイキイキしているんだ。父だって自宅が良いに決まっている。もうすぐ病に倒れて1年になる。不自由な身体になっても居場所や役割を探しているんだね。













札幌はこの3連休天気が良かった。
しかし、家族の介護を始めたら、暦通りは行かない、ケアプランを組んで日々こなしていくだけだ。病気あけの妻も元の生活に戻った。嚥下障害、麻痺は今でもある。日々の生活が不安との隣り合わせだが「妻の場合の介護」を1ツ1ツ確認して記憶していくしかない。




電動車椅子もお世話になった、月単位なので9月末に返そうと思う。妻はそれなりに満足した、寒い時期は無理をしたくない。
又来年がある。

だって介護には限りがない。居場所と役割を見つける旅なのだろう。






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