北海道胃ろう研究会に行ってきた

ikeda49

2006年11月12日 11:20



昨日、札幌のコンベンションホールに800名もの人が集まった。
NPO法人 PEGドクターズネットワークが主催し、北海道の世話人が運営した。
胃ろうPEGは(胃・小腸・食道の穴を開け直接栄養を摂る技術)
色々な病状により、口から充分な栄養が摂れなくなり別な口が必要になるのだ。
医学関係者が多いが、この研究会は私達のような、病気になった本人や家族、または関心のある一般人も聴くことが出来るし、発言も出来る、有り難い研究会だ。

◎関心のある人は下記まで
 http://www.peg.or.jp


今回4回目だ、私には1回目のこの会に参加出来て、病気の妻の道が開けたと言っても言い過ぎではない。
平成15年3月、脳幹出血で倒れた妻は、最初に運ばれた脳外科で3度の誤嚥性肺炎を引き起こし、担当医からは《口から食べたら死ぬよ》と言明された。

栄養は経鼻菅栄養を余儀なくされたが、口からの摂食が出来ないため、口腔内の不潔、痰が多く、吸引など病院に入院するしかなかった。
妻が食べられるのか否かの確かな判定を担当医は示してくれなかった。
妻も私達もイライラが最高潮に達しました。

それでも、有り難いことに味覚の感覚は残っており、病院に隠れて食べさせてゼリーに《美味しい》と笑顔で答えてれたのです。

何とか口から食べる方法が無いかと色々と探していたとき、紹介者がいてこの会に参加したのです。
そして、専門の医師に巡り会い、転院した。
何とX線の透視で食べ物の形状により口から食べられることが判り、一筋の光が見えました。

お陰様で、今は退院出来、自宅で介護しています。
口から食べることは、どんなリハビリーよりも病気の回復に効果が有ると実感してます。
《口から食べることは、脳の活性化に影響を与えているのでは無いでしょうか》

専門の医師による判定も大事です、口から食べることもリハビリーです、例えば誤嚥性肺炎の危険性が有っても、訓練して方法を探してみる意識が大事なのでは無いでしょうか。
諦めたらそれまでです、諦めきれないからこそ前進するのです、良い結果が得られるのです。

私も妻もこの研究会に出会えたお陰で回復したと感謝しております。


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