口から食べることは私達の悲願であった
先日”第3回胃ロウ研究会”出てきました
昨年の2回大会で、私は札幌S病院のY先生にであった。
妻の病状を訴えたのです『脳幹出血で倒れ今療養型病院に入院しているが、口から食べたら肺炎になると担当医が答えるのですが、妻はまだ54歳です、之からの残された人生を考えると何か方法が無いのですか』
Y先生は『意識が有るのか』尋ねた。そして『意識が有れば可能性があるね、1度外来に来て下さい』
藁をも掴む様にして私達は、札幌S病院に転院したのです。
それから1年経ちました。
妻の回復は昨年では考えられない様な進歩を遂げました。
[回復の様子を振り返り書いてみる】
食べることは
口から食べることを強く望んでいた。
最近の高齢化社会になり、リハビリーテーションの研究は相当進んでいます。
口から食べることは、間違うと誤嚥性肺炎を引き起こし、命に関わる場所なのだ、しかし、今ではX線透視で食べ物の形状により何が良いか確認出来るようになった。(ゼリー・ミキサー食・お粥・水)
又食べさせ方も研究が進んでいる。
妻の場合もゼリーはOK 次はお粥・ミキサー食とグレードをあげていった。
この作業を続けられたのは、担当医N先生のお陰です。
口から食べることは、人間に備わった機能である。この機能を働かせることにより、脳の機能を活性化して行きました。
言葉・顔面の麻痺・手足の回復・身体の平衡感覚等沢山の機能が良くなったのです。
今では、妻自らの手で、食べている。
お粥・あんパン・コロッケ・シュクリーム・カボチャ煮・サツマイモ煮・イモサラダ・サンマの缶詰・マグロの刺身等が妻の定番食です。
水分はとろみをつけてストローで飲んでいます。
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