妻も1歩前進しました

ikeda49

2005年06月09日 23:45

私達は、何気なく飲んだり食べたりしてます。
これが普通だと思っていますが。

もし、食べられなくなったらどうしますか、何を考えますか
脳幹出血から生還した妻も、少しずつ回復してきました。
誤燕性肺炎を3度引き起こし、「食べたら死ぬよ」とまで担当医に言わせた彼女が「死んでも食べたい」との希望だけが頼りで回復しました。
その間、お世話になった医療機関はもとより、励ましを頂いた方は数知れず、本当にお世話になりました、皆様のお陰です、感謝致します。

そして又、今日、新たな1歩を踏み出しました。
 今までは、ミキサー食は食べれるが、水分は咽せて無理でした(肺に入る危険性がありました)それでPETG(食道から水分を補給)を造っていたのです。
今日のX線検査で、水分の飲み込みOKが担当医から出たのです、私も臨場させて頂き、本当に有り難いことでした。(普通人のようにゴクゴクと飲めるのは未だ先です、とろみをつけてストローで1口1口飲むのです)

「食べれられる」事は、妻の意識を180度変えました。
以前は「死にたい」とか「これが現実なの」と落ち込む事が多かったし、そんな家族を見るのもいやだった。
食べられるようになり、先ず言葉がはっきりしてきて、意志の疎通が出来るようになった。手足の機能の回復も有り、日中は車椅子での生活が多くなった。
何よりも、彼女の気持ちが前向きになってきたことが大変嬉しいことであります。
 あきらめないで、しんぼうつよく、むりをせず自然体で出来ることをしていくしかないのです、まだまだ道は続きます。

 
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