在宅を始めるには勇気がいる
先日52歳で脳出血になった従兄弟から連絡があった。
「新しいバリアフリーの部屋を決めたよ」彼女は決断したのだ、病院にいたら気持ちから落ち込むんだよね、自宅に帰ることで一段と回復することは請け合いなのだ。
妻はショトスティの昨日、彼女と夕食を共にした。
「日が長くなった5時を過ぎていたが空は晴れていて月が見えていた」
もうすぐ病気に倒れてから1年になると話してた。
最初見舞いに行った時、脳神経外科で彼は顔を下向けて固まっていた。
言葉が続けないんだ、記憶が途切れるんだ、手足が動かないんだ、そんなことで先行きの不安に満ちていた。
考えてみれば私も同じだった。
励ましたって意味がない、時間が過ぎて、現実を直視することが出来れば一安心だ。
病気を受けた本人も看病する家族も思考力が働かない、どうして自分に災難が降りかかってきたのか、これからどうなるのか等考え出すときりがなくなりやりきれない。
本人が回復するには第一に本人の意欲、第二に家族の協力と分かったんだ。
何度か見舞いに行ったが、その度に顔色も良くなり、動きも良くなった。
今じゃ車椅子からベットに自分で移れるんだ。本当に良かったね。
元の仕事が調理師さんだ、リハで料理も作っているって話していた。
病気をして入院していてもすべて本人の気持ち次第なんだ。
本人の気持ちが前向きなら病院も動くし協力者も現れてくる、必ず解決策が出てくるんだと信じることが出来るようになった。
本当に良かったねとエールを送った。
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