苫小牧での出会い

ikeda49

2009年06月27日 01:27

9:55分新札幌発の各駅停車は11:01に苫小牧に着いた。
天気が悪くて出かけられなかったがやっと暖かくなってその日が来た。見聞を広めることが出来た。




苫小牧にお住まいのKさんがホーム迎えに来てくれていた。苫小牧を案内してくれると言うんだ。
ありがたいやら嬉しいやらでご好意に甘んじることにした。
Kさんは過日小生のブログを見ていただき、苫小牧にも「北大演習林があって静かでいい所だよ」と案内しくれていた。






北大の演習林は樽前山の湧き水をたたえ市民のオアシスになっている。
Kさんにも脳障害のご家族を介助している。ここにきてリハビリーもかねて一時を過ごしていると話していた。
いろいろとお話をさせていただき新鮮な情報を学ばせていただいた。


家族が突然病に倒れると何をしていいのかわからず途方にくれるばかりでした。
医師の説明は聞くから言うのであろうが「ベストな治療をするが意識が戻らない・寝たきりになる・後遺症が残る」など聞かされそれこそ奈落の底に落とされた。Kさんとお話をしていて当時のことが蘇った。もっと別な言い方があるんじゃないかと思うんだが。
今だからいえるのだが医師であっても患者の将来を確定ずけることは出来ないんだ。
家族であれば少しでも良くなってほしい。元通りに回復してほしいと願っている。




妻は脳幹出血に倒れてから6年になる。麻痺はあるものの今は症状は安定していると思っている。
自分の足で歩けて少しでも出来ることを増やしてほしいと思っているのだが。
Kさんと話をしていて本気にならないと良い結果はないと思った。
「寝たきり予備軍も脱してきた・訳のわからない高熱・誤燕性肺炎・食道ロウ・在宅介護・口から食べること」等沢山のハードルが次々とあった。そして曲がりなりにもこなして来た。
「来週担当医に歩くための装具」をお願いしてみる。結果じゃない先ずは一歩踏み出さないとならない、自分から動き始めないと何も変わらないし進まない。
日々追いかけられるように過ごしているが、苫小牧でKさんから家族の原点を教わった。ありがとう。



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