朝の散歩
札幌の日の出は4時、小生が散歩に出かけたときは空中に有った。
昨日までの低温、強風を越えて青空の朝は気持ちが良い。
1時間ほど歩いた。腰の具合は特に変わりが無いが、リハビリー(歩くこと)を怠らないようにしている。
老健にお世話になっている父も入所して2ケ月を迎える。今まで自分の家で自由に住んでいたんだ。不自由がこの上ない。
「施設が生活の場」と言っても共同生活で有るには違いない。
「家に帰りたい」と漏らす言葉は切実になってきた。
考えたってどうにもならない、妻の例を思いだし。動くことにした。
●おとといと昨日で1泊2日の自宅での外泊を実行した。
季節の香り「すずらん」北国の初夏を彩る
心臓に持病を抱えているお袋も最近元気に見える。
以前は低血糖症でよく気を失ったが、今は発作が起きないが安心は出来ない。
父が病に倒れてから、気を付けていて、毎朝体操をしている。
父の「自宅に帰りたい」と呼応するように「介護出来るよ」と言葉でも話すし、体でも訴えている。
最近の介護事情も良くなり「介護タクシー」を頼んで載せて頂くと車椅子でも案外すんなりと自宅に戻れる。
肝心な食事は:何でも食べれる
排泄は:ポータブルトイレを施設から借りてきた、但し小は溲瓶で器用に済ませた。
移動は:狭い室内だが右手足で自由に歩ける
先日お袋の介護保険を使って設備した「トイレ・廊下・お風呂のテスリ」を見て父自身も帰れる、帰りたい気持ちを増幅したようだ。
人の行動は気持ちや思いでうごく。
頭に描いた絵図に自分を当てはめてみて、必要な物を整える、そして確認する。
今回小生は「なるべく手も口も出さないように」した。
自宅に戻るとしたら主に介護するにはお袋。介護されるのは父。両親の好きなように過ごして貰った。
「やはり自宅は良いな」、何度も聞かされた。老健に戻らなかったらどうなるの。
施設のケアマネKさんからもリハビリー状況や今後の事で打ち合わせをしたいと言ってきた。
ここも安住の場所ではないんだね。 気持ちの整理のためにも、施設との打ち合わせをするにも外泊は良かった。
何度か繰り返そうと思っている。
老後を満足出来る様な社会であって欲しいな。
小生は正に今介護現場のまっただ中にいると思っている。いずれ自分が通る道なのだ。
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