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ikeda49
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北海道の冷涼な気候が自分には合っている。
自然は雄大だし、食べ物は美味しい。
妻の病気を通じて、口から食べられることがどんなに人本来の機能なのか判った。

ヤフーのオークションでは北海道の名産を全国に紹介している。

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Posted by さぽろぐ運営事務局 at

2013年11月22日

自宅介護で【胃ろうをやめた日】 体験記から

先日取材に来た北海道新聞U記者から【自宅介護で【胃ろうをやめた日】 体験記】が送られてきた。
中部地方に住むSさん、25年余りの間御主人の脳梗塞との戦いの記録です。
 【もう一度、自分の口から食べれるようにして上げたい】
2度目の脳梗塞で口から食べる事が出来なくなり、胃ろうを選択した。
そして、自宅に御主人を連れて帰りたい。この強い思いを実現した。
今は口から食べれるようになり、胃ろうを外している。
【人間らしく生きるってどういうこと??】と問いかけている



この体験記を読んで感激した、私達の妻との日々に重なるところがあるからです。
誰だって病気になりたい人はいないが、しかし病は訪れる、その時どうするか、一人一人思いも違うし家庭環境も異なる。
家族の病気だから一緒に考え、少しでも病気になってしまった家族の希望を実現して上げたい。
家族だから思うし出来ることです。


妻は10年前に突然倒れた。運ばれた脳神経外科病院ICUで管に囲まれ口には気道を確保する処置が施されていた。

担当医から【池田さんは口から食べたら命に関わる】と診断された。
この診断が転院してもついて回る。
【本人も家族も口から食べれるのであれば食べさせたい】。50代の妻が残りの人生経鼻管栄養や胃ろうでは本当に可愛そうだったしやりきれない。
●ネットで燕下障害についての訓練・症状の記載を見つけた。
長崎県の山部歯科医院です。ここから送られてきた記事【市民公開講座:燕下障害と向き合うために】の中に、こんな医師もいるんだと勇気を頂ける記事があった。
小生が感銘を受けた記事なので書いてみます
【誤燕をする人に、肺炎を覚悟で食べさすということは患者を危険にさらすことであり、医者の道に反する事かもしれません。ただ、リハビリというものは、歩いて転ぶ危険性があっても歩く練習をするように、食べると肺炎を起こす危険性があるかもしれないけれども食べる練習をする。リスクがあっても価値はある、なぜならば、そこには人間として生きていく上でのプラスの可能性が潜んでいると思うのです。】【ただ、転んでケガをしたら責任をもって診る、肺炎を起こしたらひどくならないように責任を持って医師が治療をする。そういう信頼関係を築くことが、患者の回復につながる切っ掛けになると思うのです。】

何処に住んでいても患者に良い治療を受けたい、私達の近くにも専門医は必ず居ると、妻を診て頂こうと信じたのです。
正直言って、妻も家族もあきらめれるものではない。



縁があって妻も専門医に診て頂く事ができた。燕下X線検査(VF)でゼリーであれば食べれると診断された。嬉しかったよ。
《口から食べ出すとどんどんと回復した。一番良かったのは言葉が明瞭になった:つまり意思の疎通が出来るようになった》
今は燕下内視鏡検査(VE)もある。諦める前に専門の医師に診てもらう事が大事ですね。


体験記の著者は書く「担当医が何度も在宅は無理だよ。と話しても自宅に連れて帰ることを諦めなかった」
自宅だから胃ろうを卒業することが出来たと信じています。
●自宅での過ごすとこは、病気になってしまった本人には気持ちの休まることです。完全看護の病院でも施設でも自宅に勝ることは無い。
病気からの回復にはストレスを少なくして上げる、好きなように自由に過ごす、一番効果があると妻の在宅介護をしていて解った。


家族の在宅介護は介護人にも負担が掛かる。介護保険でも充分とは言えないが自分達の家庭事情と相談して使っている。
又病気を持っている家族は何時何が起きるか解らない。行きつけの救急病院が必要です。
家族で一緒に過ごす事で心の平穏を頂ける。一日一日の積み重ねです。
  

Posted by ikeda49 at 16:25Comments(9)j自宅での介護