釧路での法事は無事に終わった

ikeda49

2006年12月06日 06:06



《札幌駅のクリスマスツリー》
 釧路は妻の実家だ、昨年亡くなった母の法事に出かけた。
札幌駅から特急おおぞら5号に乗り4時間余りの旅だ。
車椅子を押しての旅は、今回で4度目なんで慣れたが、やはり季節柄天候が気になった。
JRも親切になったし、現実に車椅子を押して歩く当事者になると、人の有りがたさが身にしみる。
チョットした気配りが有りがたいものなんだ。

釧路駅には姉が迎えに来てくれた。
冬の釧路は何時も青空だ、朝晩は寒いが日中は暖かくて気持ちが良い。










《松浦公園の児童館:昔妻達が遊んだところだ》

道東の冬は何時も晴天だ。カラスに混じってカモメも飛んでくるので、ここは港町なんだと判る。

懐かしい場所と家族に囲まれた妻はいつになく雄弁だった。
妻の病気は脳幹出血だ、身体の平衡感覚に障害があるもののお陰様で大脳には損傷が少なく記憶力や考える力は残っている。
障害を持ってしまったことは気の毒だが、仕方がない。
残存機能を活性化していくと、人の身体も心も案外成長するのではないか。思ってもいない動きをすることが最近見かけるようになった。
{脳細胞も再生する}なんて、先日聴いた水島先生は言っていた。
期待をしているんだ、少しでも自分のことが出来るようになることが、妻にとっての願いなんだ。
《1つ持ってきたテッシュペーパーケース、みんなに感心されて嬉しかったんだ》



正直言って私は疲れた、腰も痛い若くは無いんで。
でも、『妹は釧路に来るのを楽しみにしてたんだよ』と言ってくれた姉の言葉に、来て良かったなと感じた。
一番心配掛けた姉だからこそ良くなった妻の気持ちが解るんだね。







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